約8年もの間、不動産になっていた車ですが、復活しました。
私の高校時代の友人の実家にある爺さんジムニーです。
1975年式です。
359ccなので、JB33とは実に939cc、ジムニー1000(SJ40)
(970cc)もの排気量差があります。
LJ20を横にすると33は、まるで3ナンバーのように見えてしまいます。
このLJ20Fは、このボディで4人乗りを実現するため
対向座席で、幌が高くなっています。
JB33は215/75R15履いてますが、LJ20より低い。
そこらへんのバイクのエンジンよりも小さい…
水冷2サイクル2気筒。
グロス28ps/5500rpm
3.8kg-m/5000rpm
実用一点張りの室内。
ステアリングは握りがとても細いが、車重が625kgということもあり
とても回すのは楽でした。
ミッションレバーは長いリンケージで繋がっており、各ギアの
ポジションが曖昧です。
ウインドウオッシャーはSJ10の途中までみられた物と同じ、
ラバーのノブを握ってその空気圧で圧送するものです。
運転席背面にダルマ型の放熱器があります。
寒冷地仕様だけの装備でしょうか?
結構温かいとのことです。
一度ナンバーを切ってしまったので残念ながら現行のサイズ・色のナンバーに
なっているのが惜しまれますが、今回のレストアでかなりキレイな状態で復元
しました。 スズキからツリ目のグリル新品が出てきたのはラッキーでしたね。
実際にクロスカントリー走行をしてみましたが、実にほのぼの。
言うことを効かないキャブを操りながら、全く動かないサスをラインでカバー
する走り。 動けなくなったら、乗員でどうにかなる車重。
JB33を横目にみると、LJ20は人の乗れる芝刈り機というか
快適な耕耘機というか、そんな感じでありました。